
2012年03月20日
Honesty

ビリー・ジョエルは素顔のままで(Just the way you are)を演りますが、よくオネスティ(Honesty)も聞きたいと言われるので練習しています。
しかしながら英語が解らないなりに、歌詞の中でなんとなく解る単語がネガティブな意味が多く違和感を感じていました。
ラブソングだと思っていたので和訳を見ても誰に対して歌っているのか、誰に対して歌っていいか解らない状態でした。
今日、探しあてた解説でソビエト連邦の社会主義体制の弾圧の中、42才の若さで生涯を閉じたシンガーソングライターで俳優のヴラジーミル・ヴィソツキーに捧げた曲だとありました。
ヴラジーミル・ヴィソツキーについてはWikipediaより抜粋
余りにも激しい体制批判ゆえに、生前には1冊の詩集も1枚のレコードも出すことを禁じられていたにもかかわらず、彼はヒーローとなり、同時に良心であった。
彼の歌を収録したカセットテープは何度となくコピーされ、人の手から手へと渡され、ソ連中に広まった。
モスクワから遠く離れた小さな村の家の窓からさえ、彼の歌は鳴り響いていたといわれている。
真実の詩との詩と情熱と勇気とを、ギターをかかえ、しわがれた声で歌うヴィソツキーは、一人で全体主義的管理と状況に立ち向かい、42歳の若さで逝った。
葬儀の行われたタガンカ劇場の周りには、前代未聞の20万人の人々が許可なく集まり、夭折を惜しんだ。
一説にはビリー・ジョエルはこの頃、作品をレコード会社に不本意な形で発売されたり、不利なマネージメントで困窮したりで鬱の状態でネガティブな歌詞を書いたとありますが、誰かに問い掛けている内容に思えるのです。
Posted by Kou at 02:24│Comments(0)