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2011年04月19日

阪急電車 門戸厄神駅

その夜、先輩社員の運転する車で実家に向かっていました。

「何か、急やったなぁ、若かったんとちゃうの?」

「んー、六十ちょいぐらいですわ」

この3日前に母が頭痛を訴えすぐに意識不明になって救急車で運ばれました。
クモ膜下出血でかなり危険との事でした。

覚悟を決め仕事には普通に出ていました。


「そや、お前、幾つになった?」

「41、今年本厄です。」


阪急電車西宮北口駅の次の駅は門戸厄神駅。

駅を西側に降りて駅前の数軒の店を通り過ぎるとすぐに六甲山のすそのにあたり坂道が始まる。
その突き当たりに門戸厄神、通称 厄神さんがあります。


私にとって30代までは縁の無いところでしたが、40になった途端に身近になりました(厄年関係なく厄除けはするのですが)。


今年の始め本厄の厄除けにお参りした時に拝んで貰おうかと思いましたが何か作法が解らず実行せず、破魔矢も何か持て余しそうでおさい銭だけはずんで帰ってしまいました。


「実は自分、年子の弟がいて、あいつは前厄ですわ」

「そうか、お母さんが、代わってくれたんかもしれへんな」


先輩の一言に最近の母とのやり取りを思い出します。


『あんた、厄年やろ。長い物贈ったらいいというから、ベルトかネクタイ買(こ)うたげよか?』

この時余り興味が持てずに生返事をしてうやむやにしてしまっていました。


こうしてみると後悔する事ばかりしている自分に気付きます。

来年は厄神さんでしっかり拝んで貰っているのだろうか、よもや恨み言を言っているのだろうか考えてるうちに車は今津の実家に到着しました。



Posted by Kou at 07:37│Comments(2)
この記事へのコメント
やっぱり「厄」ってありますよね。
お母様の優しさが伝わって来る言葉ですね♪

私も後悔することばかりです。
Posted by maman at 2011年04月20日 22:01
>mamanさん
人生の中でホッチキスで止められたような場面があります。
Posted by Kou at 2011年04月20日 22:18
 
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